樹齢500年のサイプレス@フランシスコ会修道院・フヴァル島

HVAR(フヴァル島)で

宿泊したホテルの目の前にあったのが

『フランシスコ会修道院』

(Franciscan Monastery - samostan sv.Franje)

 

この辺り一帯

昔は修道院の敷地

だったようです。

十字架があちこちにありました。

因みに私が宿泊したホテルも

昔は修道院の施設として

使われていた跡地でした。

 

この修道院が

妙にとても気になり

胸騒ぎがしました。

 

絶対に見に行きたい!

そう思った日は

8月15日で祝日。

聖母マリア様の被昇天日でしたので

入ることはできませんでしたが

その翌日、訪れることができました。

 

教会部分は撮影禁止で

写真はありませんが

修道院内にある

有料の博物館部分は

撮影禁止と思いきや

フラッシュはたかなければ

カメラOKと言われました。

 

何故か、訪れた時間は

誰も他の観光客もおらず

静かにゆっくりと見学できました。

 

ここは15世紀頃建てられたそうです。

 

真ん中に回廊があり

時々コンサートも開かれるそうです。

 

少ないですが

絵画コレクションや

教会の宝物、海底から発掘された

ローマ時代の遺物が展示してありました。

 

特に必見なのが

マッテオ・インゴーリと

パルマ・イル・ジョーヴァネによって

描かれたという

最後の晩餐」の絵画です。

 

外に小さな中庭がありました。

 

この庭の真ん中に聳え立つ

「サイプレス(糸杉)」の木を見た時

鳥肌で感動しました…

 

只者ではない雰囲気・・・

 

長老に遭遇したような

不思議な感覚。

 

この樹についての

説明書きをよく読んでみると

なんと!!

樹齢500年の樹!!!!!!

 

糸杉というと

真っ直ぐに立つ木

というイメージがあったのですが

この樹は、途中で

左右に曲がりくねり

なんともいえぬ

魔法使いのような出で立ち。

 

「お久しぶりでしたね」

 

なんだかそんな言葉を

掛けられたような…

 

久々の再会に

目頭が熱くなったのでした。

 

夢物語のようですが

この庭、修道院内…

懐かしくて見覚えがあるのです。

 

この建物の奥は

あそこに通じていて…と

なんとなく構造をつかめる感じ。

 

遠い昔

ここにいたのかも?

しれません(笑)

 

久しぶりに

魂を巡る旅をしている

そんな感覚を思い出しました。

 

しっかりと樹を通じ

ご挨拶をして

滞在中教会部分には

二度も足を運び

(教会は入場無料)

祈りを捧げました。

 

小さな教会ですが

とても落ち着く場所でした。

 

サイプレスの精油は

森林系の香りです。

 

檜に似たような感じです。

 

古代から宗教的なものとも

深く関わりのある樹でした。

 

キリストが架けられた「十字架」は

サイプレスの木だった…

 

という説もあることから

古代ローマやギリシャでも

神聖な場所、教会や寺院、お墓などに

植えられてきました。

 

実際に腐りにくい

頑丈な木材として

使われてきたそうです。

 

心を静める深い香りです。

 

女性特有のお悩みにも…

 

足の浮腫みなど気になる時

マッサージオイルとして

使うのも良いと思います。

 

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