2017年の夏の旅は
ギリシャの島々やトルコ・・・
美しいエーゲ海をクルーズ船で巡る旅でした。
トルコのエフェス、そして
ギリシャのアテネと
クレタ島とサントリーニ島は
以前訪れたことがあったので
今回は思いがけず二度目の訪問。
海外の国で
二度も同じ場所を訪れるなんて
そう滅多にない経験ですが
これもまた意味深いものが
あったのだと後で気が付きました。
特にトルコは
私が人生で生まれて初めて
「一人旅」を
経験した国だったのです(笑)
エフェソス遺跡にある
「勝利の女神像」とは
何十年ぶり?の再会でしたが
忘れておらず、
色々と当時の想い出と共に
蘇ってきました。
(上の写真、羽根を持つ女神NIKE)
女神が左手に持つのが月桂冠で
右手に持つ羽根が
ナイキのトレードマークになった
と言われています。
やはり一番美しかった島は
「サントリーニ島」「ミコノス島」
白い壁と青い色の屋根という
建物のコントラストが美しく
どこを撮っても絵になる景色ばかりです。
興味深かったのは
「パトモス島」でした。
ここは、とても小さな島で
あまり名前も知られてはいませんが
ローマ人に追放された
聖人ヨハネが流された島としては有名です。
ここに実際ある「洞窟」
(見学できます)で
彼は天啓を受けて
聖書の黙示録(ヨハネの黙示録)を書いたと
言われています。
残念ながら、
洞窟内は撮影禁止の為
写真はありませんが
彼が頭を乗せた部分や
手をかけた場所、
筆記をした机となる部分など
実際に間近で見ることができました。
とても雰囲気のある
神秘的な洞窟教会でした・・・
アテネから北西へ・・・
178㎞程の山奥の高台にあるのが
「デルフィ」
世界遺産です。
山々に囲まれ、オリーブ畑が広がり
遠くにはコリンティアコス湾が見えます。
今でも神々しい雰囲気でした。
ここでは古代より
「アポロンの神託」
(神のお告げ)が行われていたそうで
個人だけでなく国家の決め事も
ここでされていたとのこと。
ギリシャだけでなく
全世界の中心=世界のヘソ
として考えられていた
聖地なのだそうです。
こんな山奥の斜面に
巨石でどのように
神殿などを建てていたのでしょうか・・・
想像を絶します。
アポロン神殿には
今は柱と土台だけしか
残っていませんが
地下にあったとされる
「大地のヘソ(オンファロス)」
という石の上で神託は行われていたそうです。
写真、左は実際の遺跡にあるレプリカですが
写真、右はデルフィ博物館内に展示されている
実際に発掘された本物です。
この神殿の壁には
古代七賢者の格言が刻まれており
その中でも有名な言葉は
タレスの「汝、自身を知れ」
当時の生活規範だったそうです。
今でも十分通じる、重みのある言葉ですよね・・・
旅日記は、その2に続きます
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